世にも奇妙な本当にあった話
当時大学へ通うため千葉に住んでいた。
その頃からパチスロにはまり、親からもらった教習所のお金を使い込んでいた。
いつも同じ店で打っていて、その頃はAT機の最盛期だった。
ただ、引き弱な俺はマイナスを積み重ねた。それでも楽しさ故に打っていたある日の話。
しょぼがちで景品場へ換金しにいくと、金持ちそうなおじさんに声をかけられた。
おじさん:今日は勝ったかね?
俺:?まぁ、しょぼがちです。
近くのマックでコーヒーをご馳走すると言われついて行った。
おじさんは俺の行きつけのパチンコ屋の幹部だと名乗った。
おじさん:来週のこれくらいの時間に店に来れるか?と聞かれて、理由を訪ねた。
そのおじさんには亡くなってしまった息子さんがおり、彼と俺が似ているとのことだった。
行けますよ。俺はそう答えると、おじさんはサイフから1万円を出して俺に渡した。
これで好きな台を打つんだ。必ず出る。
当日俺は言われた通りにした。
おじさんから渡された1万とサイフにもう1万を入れ13:00に行った。
休日でもないのに少し人が多めにいた。
座ったのは猛獣王。
ビック0バケ1
580ゲーム回してあったと思う。
設定は期待していなかった。
みるみるお金を費やすが演出すらこない。
これはダメだと諦めた辺りで、チェリーからサバちゃんに入る。
お!?
そこから怒涛のハズレ目とボーナス。
ビック27
バケ2
サバちゃん109
取りきれず。
18000枚程抜いた。
今でもあれは何かしてくれたのか?と疑問に思うが、ありがたくいい思い出である。